岐阜県で唯一のレーシックができる柳津あおやま眼科クリニックで手術を受けました
小学生のころに就寝時間を過ぎて暗い中こそこそゲームをやったり、視覚探索絵本「ミッケ!」に夢中になって視力が落ちました。
両目ともに0.1以下で、眼鏡かコンタクトがないと日常生活は困りますね。
レーシックにはずっと興味があったのですが、やはりリスクが怖かったので何年も先延ばしにしていました。今となってはもっと早くやっておけばよかったと思っています。
※本記事はレーシック体験談であり手術を推奨する意図はございません。
レーシックかICL(眼内コンタクトレンズ)
まず近視の原理は、眼の眼軸長(眼球の奥行)が長すぎるか角膜・水晶体の屈折力が強く、網膜より手前で像を結んでぼやけて見える状態です。子供の成長過程で眼軸が伸びたり水晶体の屈折力からバランスを調整するけど、遺伝や環境などの要因から近視になると言われています。
ちなみに環境的要因で勉強、テレビ、ゲーム、読書など長く続けているのがだめだと思われがちですが、直接的な原因になるかはっきりした証明はないようです。私も心当たりはあったものの、そう考えると遺伝的なところによるのかなと思いました。
さてレーシックにするか最近流行りのICLにするかですが、私は費用対効果からレーシックを選択しました。十分な予算があるならICLのほうがメリットは大きいと思います。
レーシック
私が受けたのは「エキシマレーザー角膜屈折手術 フェムトセカンドレーザー」で、角膜にフラップを作ってレーザーを照射し視力を調整する手術です。他に2つのプランがあり、12万円の安いけど痛みやリスクが高いものと、レーザー照射が不適格な人や格闘技等をされる人向けのものだったのでした。
近視の進行が完全に止まるわけではないけど、ほとんどの人は矯正した視力がずっと維持されるようです。しかし老化現象による老眼は避けられないとのこと。
夜間の見え方は近視が強い人ほど劣ることがあり、光がにじむハロ、眩しく見えるグレア、放射状に光るスターバーストなど症状が現れることがあります。手術直後が顕著でほとんどは徐々に改善していくとのこと。私自身も術後2日でハロ・グレアは全然気にならないレベルになり、手術前と変わらない気がします。
ICL
角膜と水晶体の間にレンズを差し込んで視力を回復する手術。
レーシック | ICL |
---|---|
視力戻りの可能性もある | 半永久的 |
鮮明に見える | 鮮明に見える |
近視度数や角膜の厚みで適用対象がある | 適用範囲がレーシックより広い |
手術は10分程度 | 手術は15分~20分 |
合併症や後遺症のリスク | 感染症や白内障のリスク |
角膜を削るので元に戻せない | レンズを外せるので可逆性がある |
10万円前後~ | 50万前後~ |
万一に取り出して元の状態に戻せることと、ハロ・グレアがレーシックよりも起こりにくいのが大きなメリットですね。
柳津あおやま眼科クリニック
岐阜県内でレーシック手術を受けられる唯一(調べられる限りおそらく)のクリニックです。昔は各務原にもあったようですけどね。
このモダンな外観にガラス張りのロビーとホテルライクな内装である。儲かってそう…。
青山先生はアメリカでレーシックや白内障などの屈折矯正分野の研鑽を積んだ医師。医療設備や機器にも投資を続けて、町のクリニックでありながら専門性の高い治療を行っています。県外からも多くのレーシック希望者が訪れるのだとか。
適性検査
レーシックが受けらえれるかどうかの適応検査が必要になります(無料)
適応検査では瞳孔を開いて検査するため、3日前からコンタクトレンズの使用は禁止。手術時も同様です。
まず機械で簡易視力検査、眼圧検査、瞳孔の撮影を順に行いました。そして眼科でよくある片眼鏡をかけて「C」の字を見る視力検査を行い、限界までの矯正視力を探ります。
私の場合、最高で1.2~1.5で、術後は過度な期待はせず1.0前後に矯正されることを想定してくださいと言われました。個人差があるので、車が運転できる0.7以上が保証されているならなんでもいいです。
そして瞳孔を開く目薬ですが、副作用により老眼のように近いものが見られなくなります。驚くほど手元が見えなくて、年配の方がスマホや本が見えなくて苦労してる気持ちが分かりました。検査後も4~5時間続くので、手術日程を決める予約をする際にスケジュールが確認できなくて困りました笑
よって適応検査日と手術当日は必ず自家用車以外の手段で病院に行かなければなりませんね。最寄駅からは15分くらい歩く距離になってます。
手術当日
受付で事前にサインしてきた同意書を渡して支払いを済ませます。ちなみに費用は18万(税込)でした。同様の手術では他の病院と比較しても安いほうだと思います。なにより選ぶプランがシンプルで、迷うことなく、余計な費用もかからないのがいい。
適応検査時と同様に簡易視力検査をして、手術控室で点眼麻酔をしてしばらく待ちます。ここで初めて緊張してきました。
手術自体は10分もかからないくらいでした。まずフラップを作成するためのレーザーを照射。ベッドを移動して角膜を削るレーザーをあてるという流れです。
フラップ作成時のレーザーは眼球に当たっている感があり、痛いというほどではないけど圧迫を感じました。角膜を削るときはほぼ感覚はなかったものの、レーザーによるものか皮膚や髪の毛が焼けるような独特の臭いがしました。適宜眼球内を消毒やら洗浄やらして、目薬や麻酔をだらだら垂らしてくるので、それなりのストレスは感じます。痛みがほぼないのが救いですね。
術後ロビーで15分待ってから3種類の目薬、広範囲抗菌点眼剤、合成副腎皮質ホルモン剤、角結膜上皮障害治療用点眼剤をさします。当日はこれを1時間おきに、しかもそれぞれの点眼の感覚を3~5分おきに空けるのでめんどくさい。翌日からは3時間ごとに3種類の目薬をなくなるまで継続。
手術翌日、一週間後、一か月後と経過を見て終了です。
術後の経過
手術当日は夜間の光が眩しく見え方も不安定でしたが、夜中の10時頃には鮮明に見えるようになっていました。
翌朝はまた若干見え方が劣るようになりましたが、手術前の裸眼時よりは十分よく見えます。すでにハロ・グレアはほぼなく、夜間にはまた十分見えるようになっていました。
さらに翌日からは手術前のコンタクト装用時より若干よく見えるかな?くらいまでに安定。
現在気になるのは目が乾きやすくなったことと、目が疲れやすいことでしょうか。レーシックの後遺症としてあるものですが、数か月で軽減されていくので経過を見ていこうと思います。
こういった医療系の情報はGoogleのアルゴリズムにより検索をかけてもほとんどがクリニックの公式サイト等しかヒットしません。そして医療法の広告規制によって患者体験談をサイトに掲載することは原則禁止されています。
あくまでもいち体験談として、レーシックを検討している人の参考になれば幸いです。
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