高山市奥飛騨温泉郷「平湯温泉 ひらゆの森」に行ってきました
岐阜県内でも奥飛騨は特に遠いのであまり行かないのですが、温泉巡りで「ひらゆの森」に行ってきました。
平湯温泉の中でも珍しい白く濁る「ひらゆの森の湯」と、無色透明な「水石の湯」の2本の源泉から合わせて毎分約600ℓ、67度の源泉をかけ流しで使用している温泉。その規模は奥飛騨温泉郷で最大です。
露天風呂は男湯7・女湯9と、湯船ごとに湯温や眺める景色が異なる楽しみができます。
内湯は大正ロマン感じる吹き抜け大浴場で、広々、深めの浴槽になっていました。
現地に到着して車を降りてすぐからかすかに硫黄の匂いがして、温泉には湯の花が大量に浮いており、風呂の種類によって成分がかなり濃そうなところもありました。
サウナは暗く温度も控えめ、水風呂もかなりせまく小さい。やはりサウナより温泉を堪能するところですね。
休憩処は吹き抜け合掌造りの建物で、畳でゴロゴロしている人も多く、田舎のおうちのようなリラックス感がありました。
森のバレルサウナ
温泉のサウナはいまいちでしたが、実は本気のサウナもあるようです。
ひらゆの森敷地内の貸切バレルサウナ。もちろん水風呂もあり、檜つくりの浴槽。
しかし電話予約が必要であることと、2時間貸切10,000円~とプライベートサウナのお値段。平湯の森の入湯料を含んでいます。
特別な日に行きたい豪華なサウナですね。
奥飛騨温泉郷は武田信玄ゆかりの秘湯と呼ばれています。
~ 語り継がれる白猿伝説 ~
その昔、信濃の国で上杉謙信との激しい戦いを続けていた武田信玄は、越中を手に入れようと考え、飛騨を攻めることにした。大将山県昌景は、大勢の軍勢を引き連れて峠越えを試みたが、頂上を超えることには皆疲れきっており、その上、硫黄岳の毒素の影響で倒れる者が続出。
やっとのことで平湯あたりに着いたとき、老いた白猿が現れ、道端に沸く湯まで導いてくれてたそうな。そのお湯に浸かったところ、みるみるうちに皆元気を取り戻した。
この話があちらこちらに広まって、遠くから平湯の名湯を求めて訪れる旅人がどんどん増えて、日本指折りの湯治場として栄えたそうな。
江戸時代末期に書かれた「飛州志」の「平湯温泉記」にも、武田家臣が攻め入ったおり、「温泉で傷を癒す老猿に導かれて兵達が霊泉で疲労を回復した」という記述が残っている。
公式:ひらゆの森
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