NETFLIX独占配信「地面師たち」が面白すぎて一晩で一気に観てしまった
映画は好きだけど、ドラマは苦手であまり見たことありません。1作が長いと最後まで見るのが大変なので…。
しかし「地面師たち」が面白いと誰もが言うのでずっと気になっており、ぎっくり腰で寝込んでいたのを機に観てみました。評判に違わぬ面白さで、一晩で全話一気に観終わってしまいました。
地面師とは
あらすじは、不動産詐欺グループ「地面師たち」が大手デベロッパー企業に対して、100億円相当の土地をターゲットにした詐欺を仕掛ける話。
2018年にニュースになった「積水ハウス地面師詐欺事件」をモデルにしており、当時の詐欺被害額50億円以上でした。
地面師とは、ある土地の所有者になりすまして、証書や委任状を偽造して転売詐欺を働く詐欺師です。作中では交渉役、ニンベン師、手配師、法律屋、なりすましなど複数人で役割を担っています。
「地面師たち」のあらすじ
かつて地面師によって不動産詐欺の被害に遭い、一家心中を図った父により妻子を失った主人公「辻本拓海(綾野剛)」が、復讐を果たすため自ら地面師となった物語。
地面師グループリーダー「ハリソン山中(豊川悦司)」を中心に、新進気鋭のハウスメーカー「マイクホームズ」や大手デベロッパー「石洋ハウス」をターゲットに不動産詐欺を仕掛けます。
目的のために手段を選ばないハリソン山中と、機転をきかせた頭脳と戦略で欺く拓海たちの連携が、常に次の展開をはらはらとさせて、全7話いっきに観てしまう人続出でしょう。
「地面師たち」の感想
この作品ははっきり言って超おすすめします。これを見るためだけにNETFLIXを1ヶ月課金しても、十分ペイできるレベルです。
実際に数人におすすめしてきて、みんな面白かったと言っていますし、1日で全話一気に観てしまったようです。
不動産知識ゼロでも楽しめる
土地の売買をめぐる小難しい話もあるのかと思ったけど、基本的には地面師と企業と土地の所有者の三者による駆け引き。専門用語などもほとんどなく、多くの人が楽しめるエンタメ作品として仕上げられています。
まさか一晩ですべて観てしまうとは思わず、期待以上の面白さでした。次の展開が気になって仕方がない進行で、7話とドラマにしては無駄なくコンパクトにまとまっているのも良いところですね。
展開の中で唯一腑に落ちなかったのは、グループの仲間がきちんと仕事を終えて筋を通して足を洗ったのに、彼の手にかけられてしまったこと。そこまでされてしまうと正直白けるなと思いますが、ハリソン山中にとって地面師がビジネスではなく欲望を満たす手段でしかないことを表しているようでもあります。
役者が豪華
有名な役者が多くてすごい顔ぶれです。前半のピエール瀧は本当に良い演技をしていました。豊川悦司の不気味な感じは最後まで一貫しているし、なりすましのおじいちゃんはSNSでも話題になっていましたね。
個人的に好きなリリー・フランキーが、これから地面師たちを追い詰めていくのかと思っていたら、早々に舞台から消えてしまったので残念でした。
地面師たちの続編に期待
「小説すばる」にて連載後に集英社から刊行された原作は、続編「地面師たち ファイナル・ベッツ」の刊行を迎えています。
海外に逃亡したハリソン山中がシンガポールで新しい地面師詐欺グループを結成し、北海道・釧路で200億円ターゲットに挑む話です。
もしかしたらNETFLIXでも続編として映像化されるかもしれませんね。
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