恵みの湯でカシオ×サウナイキタイ「サ時計」の体験会に参加してきたレビュー
カシオによって開発されたサウナ専用時計が注目されていて、12月2日のクラウドファンディング開始当日に予定生産数2,300本完売しました。
公平性を期すために追加販売はなく、今後の一般販売もまだ未定のようです。今回いち早く情報をキャッチして購入した人は幸運ですね。
私は残念ながら入手できなかった一人ですが、期間限定・一部サウナ施設でサ時計の体験会を行っているので参加してきました。
全国12施設のサ時計体験会
2024年12月12日~2025年1月30日まで、全国12施設でサ時計を体験できます。
岐阜県では私のホームサウナである恵みの湯が該当していました。
サ時計の体験は先着で各施設100名にオリジナルカレンダーと、先着600名にステッカーが用意されています。先着に間に合ってカレンダーもステッカーもゲットできました。
さらに、恵みの湯でもサ時計を記念してオリジナルハーブドリンクを期間限定で販売しています。オロポならぬ、ハーブ+ポカリの「ハーポ」を3種類展開。
- ローゼル+ポカリ
- ミント+ポカリ
- カモミール+ポカリ
ローゼルのハーポを飲みましたが、クエン酸が入った甘酸っぱいドリンクでした。サウナで汗をたくさんかいた後のドリンクにぴったりです。
サ時計について
「自分だけの12分計」をコンセプトに考案されたサウナー専用の腕時計です。
機能はシンプルに通常時刻と12分計のみ。
サウナ室内が暗くて時間が見えない、眼鏡がないからぼやける、12分計がないから時間をはかりづらいといった声から、サウナでの時間に関するストレスを完全になくすために開発されました。
企画から3年、カシオの若手「TEAMサ」によって製品化が実現しました。
サ時計レビュー
実はサ時計のクラファンが始まったときから存在は知っていましたが、そのときの私はそこまで必要性を感じていなかったのでスルーしていました。しかし実際に体験してみたら欲しくなってしまい…クラファン支援販売はもう完売して、一般販売も未定なので手遅れですね笑
たいていのサウナには時計か12分計がありますし、そもそもサウナは時間を気にせず体感で判断できるものだという意見も分かります。
しかし使ってみてわかる「なくてもいいけど、あれば嬉しい」そんなサウナファンを魅了する時計です。
手元で自分だけの12分が確認できる便利さ
ストップウォッチやタイマーがあったり、心拍や歩数を図るような特別な機能は一切ありません。
サウナモード⇄通常時刻モード
ただこの2つの機能のみ。このシンプルさに振り切った機能性は、サウナのような落ち着いて過ごす時間において必要十分。
そしてコンセプトにもあった「自分だけの12分計」の意味が使うと分かります。
サウナ室に入って室内の12分計を見ると、針はたいてい中途半端な位置を示しています。それはそうでしょう、毎回12分の倍数でちょうどサウナ室に入るわけないのですから。
それが手元で12分をすぐにセットすれば、常に自分のサウナ滞在時間を12時の位置からスタートできます。このぴったりスタートできる感が、なんとなく気持ち良くてストレスフリーなんですね。何分ごろに入ったっけと忘れる心配もありませんし。
また、針には蓄光塗料を塗布しているので、薄暗いサウナでも時計が見やすいのが特徴です。
安心感ある頑丈そうな作り
高温でも使える耐熱電池や、熱を伝えにくい構造と樹脂部品の外装など、サウナ使用を想定した技術が詰め込まれています。樹脂材料を湿気も入りにくく、文字盤が曇らないよう工夫もされているようです。
腕につけているぶんにはまったく熱さを感じることはありませんでした。ただし腕から話してサウナ室に放置すると、熱の伝わり方が変わるので推奨されていません。
湿度の高いウェットサウナやアウフグースなど熱波はOKですが、100度以上のサウナでは使えません。また、15分以内の使用であることを想定されています。いわゆる昭和ストロングなどの熱々サウナでは使えないのが残念です。
防水性能は5気圧防水となっており、通常入浴や温泉での日常的使用が想定されていません。あくまでもサウナ専用だということです。短時間の水風呂程度なら大丈夫ですが、水中でのボタン操作や強い水流などは避けたほうが無難。やはりサウナと温泉はセットで考えて、10気圧防水であれば完璧だったのになと思います。
製品版は1年間の無償保証期間がついており、電池交換のサポートは準備中だそうです。耐熱、耐水など特殊設計などから、製品サポートの部分は懸念されるかもしれませんね。
ロッカーキー風のデザイン
温泉や銭湯でよく見るロッカーキーの伸縮ゴムバンド。あのデザインから着想を得た、特徴的な時計バンドです。
ファッション腕時計とは一線を画す、サウナー専用とはまさにこのデザイン性に表れています。
普段使いしようと思ったらださいですが、サウナで使ったら周りのサウナーから憧れの視線を注がれそうですね笑
サ時計ラインナップ
- カシオモデル/オレンジ
- カシオモデル/ブラック
- サウナイキタイモデル/ブルー
この3種類のカラーバリエーション。カシオとサウナイキタイモデルは文字盤のデザインが異なります。
スペック表
機能 | 時刻表示(時・分)、12分計(分・秒)、リセット機能 |
防水性能 | 5気圧防水 |
質量 | 約24.5g |
外装仕様 | 樹脂ケース(低透湿樹脂)、無機ガラス |
伸縮バンド | ウレタン樹脂 |
電池寿命 | 耐熱電池/約5年 |
使用環境 | 設定温度100℃までのサウナ(腕に着けた状態で15分以内の使用) |
カシオ×サウナイキタイの挑戦
サ時計はクラファンにより市場に受け入れられるかという、挑戦的な試みもあったように思われます。
結果的に即完売してしまいましたが発送は来年の6月から。いずれサ時計をつけたサウナーをちらほら見かけるようになるのでしょうか。
一般販売もされるようになったら次は買ってしまう気がします笑
最初はいらないだろうと思っていましたが、実際に使ってみてわかる楽しさと趣味のロマンが詰まった時計でした。
コメントを残す