岐阜県最古のサウナ「大垣サウナ」に行ってきました
※男性専用サウナ施設です。
昭和41年創業・岐阜県で初となるサウナ施設「大垣サウナ」はサウナの聖地として知られています。サウナ好きとしては外せない、全国からもサウナーが訪れる場所です。
館内は昭和レトロな内装、親切なスタッフの出迎えなど、アットホームな雰囲気を感じさせます。
フロントではカウンター越しに直接履物を預ける変わったシステムでした。料金は前払い制ですが、館内の食事やサービスは番号札を伝えて最後にまとめて清算します。
全体的に設備や建物が古く見えますが、決して老朽化していたりせず、非常に清潔感がありました。これは先代社長から引き継いだ想いが反映されているようです。
そして大垣といえば水の都。地下から直接汲み上げた天然水掛け流しなので飲んでも大丈夫な水風呂です。温度は年間を通じて14度前後に保たれているようです。
ととのいスペースがほとんどないので一瞬残念に思いましたが、そんな思いもなかったものにするくらいサウナと水風呂の質が良い。高温サウナでしっかりと体を温めて、まろやかな良質な水で引き締めれば、自然とディープなととのう感覚になれます。設備の良し悪しではなく、サウナの質による明らかな違いを実感しました。
サウナ室は昭和ストロングと呼ばれる、超高温のドライサウナ。私が入ったタイミングでは温度計が120度を指していました。基本的に110~120度だそうです。
サウナパンツを使用するのも初めての体験でしたし、これほどの暑いサウナでもカラッとしているのでじっくりと入っていられるのも初体験でした。
サウナ機器販売のメトスの前身会社である中山産業株式会社の社是である「われらサウナ人」の石板がサウナ内に展示されており印象的でした。サウナの聖地としての粋と誇りが感じられますね。
われらサウナ人
サウナは自然を愛する人に好まれている。
サウナには野趣があるような気がする。
サウナに入ると旅情を感じるときもある。
なぜか仕事のできる人に好まれている。
サウナは明日を考える人に向いている。
サウナは人生を楽しむためにある。
しかしサウナに入ったからと云って
いばる人はひとりもいない。
定食などの食事メニューも充実していて、お米もおかずもとても美味しかったです。
ここの食事が食べログでも評価が高く、飲食店でもないのに非常に評判が良いことを後で知りましたが、それも納得の味だと思います。
普通の豚の生姜焼きもありましたが、イカは珍しいので注文してみました。生姜がしっかりきいていて、味付けが良かったですね。
他のメニューもいろいろと食べてみたくなりました。
休憩処のリクライニングには全席タオルがかけられていて、これも毎日取り換えてクリーニングしているようです。
入泉料が通常1,700円と一般的な銭湯や温泉よりは割高ですが、相応のサービスレベルでした。
歯ブラシやカミソリ、タオルなどのアメニティが無料、中は館内着で過ごすので手ぶらで行っても大丈夫です。
「今日は丸一日ゆっくりするぞ」そんな日にまた行きたい、岐阜県で最高のサウナでした。
聖地サウナを記念に。2026年で創業60年(還暦)なので、それまでは頑張ろうという現社長(82歳)のインタビュー記事をいくつか見ました。それ以降の営業がどうなるかわからないので、行けるうちに何度か通っておきたいです。
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